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デンマーク国会、台湾のWHO総会参加等を支持する決議を圧倒的多数で可決


Link [2022-04-07 00:13:11]



デンマーク国会は3月31日、台湾のWHO(世界保健機関)総会への参加と、中国から制裁を受けるリトアニア共和国を支持する決議文を、賛成103、反対0、棄権0の圧倒的多数で可決した。中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)は「心から歓迎し、感謝する」としている。   この決議文は、リトアニアと中国の間に横たわる危機に着目し、デンマークが欧州連合(EU)と一致団結し、リトアニアを支持しようと呼びかけるもの。中国のリトアニアに対する威圧的行為を巡り、EUはすでに中国をWTO(世界貿易機関)に提訴している。決議文はこれを踏まえ、デンマーク政府が引き続きEUと協力し、非公式な「経済的制裁措置」を受けるWTO加盟国を積極的に支持すること、欧州と中国との関係、あるいは関連の国際社会において中国へのけん制を強めることで、台湾がWHO総会でオブザーバーの地位を得られるよう取り組むことを呼び掛けた。   この決議文の内容は3月29日にデンマーク国会で議論された。議論では与野党の議員から決議文の内容を支持する発言が相次ぎ、デンマーク国会の台湾に対する友好的且つ支持の姿勢が示された。   台湾と近い理念を持つデンマークは、台湾の国際組織参加を支持している。デンマーク国会は昨年4月22日、初めて台湾のWHO総会参加を支持する決議文を可決した。それに続いて今年は、台湾がWHO総会でオブザーバーの地位を獲得できるよう支持する決議文を圧倒的多数で可決した。これを受けて外交部は、「台湾とデンマークはすでに良好な関係を築いている。今後も実質的な協力関係を拡大させていきたい」としている。  



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