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台湾の市民によるウクライナ支援金、580万ドルをウクライナ7つの医療機関に


Link [2022-05-25 08:39:18]



外交部の呉釗燮部長(=外相)は4月22日、ウクライナの6つの医療機関に500万米ドルを寄付することを明らかにした。その後、ロシア軍によるウクライナ西部リヴィウへの攻撃が行われ、多くの市民が被害を受けたことを鑑み、外交部はリヴィウの総合病院「Lviv Territorial Medical Union, Multidisciplinary Clinical Hospital of Emergency& Intensive Care」にも80万米ドルを支援することを決めた。これにより、台湾の市民から寄せられたウクライナ支援金のうち、計580万米ドルがウクライナ国内の7つの医療機関に寄付されることになった。   そのうち、オフマディト小児科病院は、ウクライナ国内で最大規模を誇る小児科病院だ。ウクライナ児童心臓医学センター(Ukrainian Children's Cardiac Center)」はこれまでに、心臓疾患を持つ患者約5,000人の治療を行ってきた。また、新たな募金先に追加されたリヴィウの総合病院は、毎日のように前線から送られてくる負傷者を受け入れており、中には幼い子供も少なくない。ウクライナ南部ザポリージャ市にある小児科病院(Zaporizhzhia Regional Clinical Children's Hospital)では医療資源が不足し、傷ついた子どもたちを救うために新たに設備購入の必要性が生じている。その他の病院も戦地に位置し、支援を必要としている。台湾の人々による善意の寄付は、戦火の影響を受けたウクライナの人々にとって大きな助けになるものだ。これに対して、医療の最前線で負傷者の手当を行うウクライナの医療従事者からは台湾の人々への感謝のメッセージとともに、現地の医療現場を撮影した動画が寄せられている。   医療に国境はなく、生命はプライスレスである。わが国のウクライナ医療機関に対する直接的な支援は、ウクライナの人々への心づくしの行為であると同時に、「Taiwan Can Help」あるいは「Taiwan is Helping」といった台湾が掲げるスローガンの実践でもある。わが国は、ウクライナの人々が一日も早く静かな生活を取り戻し、国家の再建に取り組むことができるよう願っている。    



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