Breaking News >> News >> Taiwan Today


外交部がウクライナ難民へ再び義援金、3億台湾元を欧州5か国へ


Link [2022-03-16 19:53:22]



ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続き、多くのウクライナ人が近隣諸国への避難を余儀なくされている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の統計によると、国外に逃れたウクライナ難民は280万人に上る。このような中、中華民国外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(外相)は15日午後、中華民国政府を代表して、ウクライナ難民への支援第二弾を行うと発表した。今回贈られる義援金は、ポーランドへ650万米ドル、スロバキア、ハンガリー、チェコへそれぞれ150万米ドル、リトアニアへ50万米ドルの合計1,150万米ドル(約3億2,200万台湾元=約13億2,800万日本円)。ポーランド国内のウクライナ難民に対する最初の義援金は7日、1億台湾元(約4億1,200万日本円)を提供するとしており、ポーランド1か国への義援金は1,000万米ドル(約2億8,000万台湾元=約11億5,500万日本円)を越えた。 義援金は、欧州諸国のウクライナ難民に対して迅速な支援を行うため、中華民国の関連大使館や出先機関によって、受け入れ国の政府による指定または推奨民間支援団体へ届けられる。 義援金贈呈式には、欧州連合(EU)のFilip Grzegorzewski駐台代表、ポーランドのCyryl Kozaczewski駐台代表、スロバキアのMartin Podstavek駐台代表、チェコのPatrick Rumlar駐台代表のほか、財団法人台湾世代教育基金会の特別研究員で、ハンガリー出身のDr. Zsuzsa Anna Ferenczyさんや在台リトアニア人の代表、Aušra Andriuškaitėさんが招待を受けて立ち会った。 贈呈式に出席した呉釗燮部長はあいさつで、「台湾とEUおよび加盟国は一致団結し、罪のない人々を犠牲にしているロシアのウクライナへの軍事攻撃に対して、強く非難している。戦争という辛い時でも、台湾の人々は、思いやりの心を絶え間なく持ち続けている。中華民国政府は、民間団体と迅速に連携し、効率良く積極的にウクライナ難民を支援していく。台湾の市民から伝えられた気遣いや思いやりを通して、難民へ希望や国家再建のエネルギーを届けたい」と語った。 外交部はそのほか、近日中にスロバキアへの医療用品や生活用品の提供を明らかにするとしている。



Most Read

2024-09-20 00:49:14