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外交部が3度目の救出活動、ウクライナから21人退避させる


Link [2022-03-05 18:55:13]



中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)は台北時間3日、ウクライナ西部から台湾人8人と、中華民国国籍を持たない配偶者や家族など13人を加えた計21人を救出し、隣国ポーランドに退避させた。外交部によるウクライナからの台湾人救出活動はこれで3回目となる。   ウクライナとポーランドの国境付近では、台北駐ポーランド代表処(=中華民国大使館に相当)と台湾貿易センター(TAITRA)キエフ事務所の職員が対応した。外交部は、一行のポーランド到着後も、それぞれの意向やニーズを尊重し、帰国あるいは第三国への移動など、必要なサポートを提供することにしている。   ロシアによるウクライナ侵攻を受け、外交部は直ちに台北莫斯科経済文化協調委員会駐莫斯科代表処(=ロシアにおける中華民国大使館に相当)、台北駐ポーランド代表処、台北駐スロバキア代表処などと連携を取り、台湾貿易センター(TAITRA)キエフ事務所の協力も仰ぎながら、3回にわたってウクライナ在住の台湾人の国外退避に協力してきた。外交部が手配した車両で退避したり、在外公館の勧告に従って自力で退避した台湾人は計55人となった。現在、ウクライナ南部での残留を希望する台湾人1人を除き、ウクライナ在住の台湾人はすべて安全な場所への退避を完了させている。   外交部は4日に発表したニュースリリースで、台湾人の入国に便宜を図ってくれたポーランド及びスロバキアの両政府に感謝した。同時に、台湾貿易センターキエフ事務所や、熱心に協力してくれたウクライナ在住の台湾出身者、それに在外公館の職員たちの働きと連携にも感謝した。   外交部によるウクライナからの台湾人救出活動はこれをもってひとまず終了となった。外交部では「今後は国際社会と連携を図り、ウクライナへの人道支援を推進し、ウクライナの人々が一日も早く日常を取り戻せるよう協力したい」としている。  



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