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中央感染症指揮センター（新型コロナウイルス対策本部）は8日、台湾で新たに26人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。海外からの入国者による感染は22人、新型コロナウイルス感染による死者はゼロだった。8日の国内新規感染者は5歳未満から50代までの男性7人、女性19人。内訳は以下のとおり。 【亜旭電脳公司のクラスター関連/7人】 国内新規感染者のうち最も多かったのは亜旭電脳公司（桃園市大園区）で発生したクラスターに関連するもの。同社が入居する遠雄自由貿易園区で計2147人を対象に最後のPCR検査を行ったところ、7人の感染が確認された。いずれも集中検疫所（=政府が用意した隔離施設）で隔離を受けていた外国人労働者。14日間の隔離期間が満了し、すでに宿舎に戻っていた。隔離期間満了に伴って受けたPCR検査では陰性だったが、ウイルスの徹底排除を目的として行った最後のPCR検査で陽性に転じた。7人は幸いまだ出勤を再開していなかった。衛生当局は宿舎の状況についてさらに検査を行うとしている。 【日翊物流のクラスター関連/6人】 次に多かったのは日翊物流公司（桃園市）で発生したクラスターに関連するもので、新たに3世帯、計6人の感染が確認された。いずれも在宅隔離中に受けたPCR検査で陽性に転じたもの。その他はすべて陰性であったことから、中央感染症指揮センターは日翊物流公司のクラスターはおおむね制御したと見ている。 【長栄鳳凰酒店のクラスター関連/2人】 宜蘭県（台湾北東部）の長栄鳳凰酒店（エバーグリーン・リゾートホテル礁溪）で発生したクラスターに関しても、新たに2人（症例番号19340、19345）の感染が確認された。1月26日から14日間の在宅隔離を受けており、隔離期間満了に伴い受けたPCR検査で陽性に転じた。 【點點幼児園のクラスター関連/4人】 台北市在住の不動産会社の従業員（症例番号18375）の感染が台北市内の私立點點幼児園（=幼稚園）に拡大。症例番号18375と友人（症例番号18397）が食事をしたレストランで、たまたま居合わせた私立點點幼児園の教諭が感染。そこから感染が広がったもの。8日は新たに4人の感染が確認された。いずれも隔離期間に陽性に転じた。 【加貝爾幼児園のクラスター関連/3人】 桃園市の加貝爾幼児園で発生したクラスターに関しても、新たに園児及びその母親、園児のベビーシッターなど計3人の感染が確認された。いずれも隔離期間満了に伴うPCR検査で陽性に転じた。 【新北市の一家4人、感染経路不明】 上記22人はいずれも隔離期間中に陽性に転じたものであり、市中に与える影響は小さいと言える。一方、注目すべきは新北市（台湾北部）で確認された一家4人の感染だ。家族の１人（症例番号19346）に2月5日からのどの痛み、鼻水などの自覚症状があり、翌日、職場の規定に基づいて簡易検査を行ったところ陽性が出た。このため、衛生当局の手配でPCR検査を受けたところ感染が確認された。これを受けて同居家族3人についても検査を行ったところ、3人全員の感染が判明した。現在、感染経路の確認を急いでいる。
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