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呉外交部長、米ラジオ取材で民主主義連帯で脅威に対抗


Link [2022-05-26 17:42:30]



外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(外相)は20日、米国公共ラジオ放送、NPRの「モーニング・エディション」の司会者、Steve Inskeep氏によるオンラインインタビューに応じた。呉部長は、台湾に対する中国からの脅威、ロシア・ウクライナ紛争の啓示、台湾の自己防衛能力、米国による台湾への支持などについて詳細に説明した。インタビューの内容は24日に放送された。 以下はインタビューの要約。 中国共産党による権威主義体制がますます台湾を脅かしている。さらに中国国内において、政治的および経済的な問題・圧力が増していることから、それらの不満をそらすため、中国が台湾をスケープゴートにする可能性が大幅に高まっている。中国は未だかつて台湾を統治したことはなく、現状維持が台湾の一貫した政策だ。中国による台湾に対する脅迫や恫喝の手口は、台湾の人々の強い反感をかうだけでない。米国、日本、オーストラリア、欧州諸国など民主主義国家も中国の権威主義の拡大に危機感を抱いている。国際社会からは、台湾海峡の平和と安全に対する大きな懸念が続々と表明されている。 ドイツの牧師、マルティン・ニーメラー(Martin Niemöller)の有名な詩、「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき(First they came…)」にあるように、世界各国が他国の迫害に無関心だったら、自身が危険にさらされても勇敢に立ち向かって助けてくれる人はいない。さらに多くの民主主義国家同士が団結して助け合い、インド太平洋地域と台湾海峡の平和と安定に関心を持たなければ、自由と民主主義の共通の価値感を守ることができない。 中国による侵攻の可能性に直面する台湾の人々は、自衛の責任を負っており、ロシア・ウクライナ紛争の展開に細心の注意を払っている。権威主義による侵略に対し、断固として抵抗するウクライナの人々の決意は、台湾の人々を奮い立たせ、故郷を守るという意識を高めた。ウクライナは、国民の印象的な防衛能力だけでなく、非対称戦力の効果的な開発も勝っており、我が国が学ぶに値する。ウクライナは同時に、世界の民主主義パートナーとの安全保障協力も強化しており、広い支持を獲得している。このように台湾も、民主主義陣営から最大の支援が集まるよう期待している。



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