Muristek
蔡英文総統が3月31日午前、パラグアイ共和国のルイス・カスティグリオーニ（Luis Castiglioni）商工大臣の表敬訪問に応じた。蔡総統は、台湾とパラグアイの経済協力協定は2018年の発効以来、両国間の貿易の継続的な成長を加速したと評価、今後も各分野での連携を深めて関係をレベルアップし、共に繁栄と発展を創り出せることに期待した。 蔡総統はあいさつの中で、過去に何度も台湾を訪れているカスティグリオーニ商工大臣が今年はパラグアイ商工省の幹部職員や企業関係者を率いて訪台したことを、台湾の人民を代表して心から歓迎すると述べた。蔡総統は、総統府にパラグアイからの訪問団を迎えるのは新型コロナウイルスのパンデミックが起きてから2年あまりで初めてだと指摘し、同国との相互訪問が徐々に回復していることを喜んだ。 また蔡総統はロシアによるウクライナ侵攻にも言及、パラグアイのマリオ・アブド・ベニテス大統領が台湾と同様に、公式にロシアを非難したことは台湾とパラグアイが自由民主の価値を共に守り抜くパートナーであることを改めて示したとしてこれを歓迎した。さらに蔡総統は、アブド・ベニテス大統領が昨年9月の国連総会でも台湾の国連参与を支持したことに触れ、パラグアイが重要な国際会議などで度々台湾のため正義の発言をし、台湾への揺るがぬ支持を示していることに感謝すると述べた。 蔡総統は、台湾はこれからもパラグアイと各分野での連携を深めていくと強調した上で、カスティグリオーニ商工大臣ならびに訪問団全員と一緒に努力して両国の関係を継続的にレベルアップさせ、共に繁栄と発展を創り出せるよう期待していると述べた。蔡総統はそしてカスティグリオーニ商工大臣に対し、自分に代わって「台湾の友人」であるアブド・ベニテス大統領によろしく伝えてくれるよう求めた。
Most Read