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蔡英文総統、全米民主主義基金の会長による表敬訪問受ける


Link [2022-03-30 13:52:46]



蔡英文総統は29日午前、全米民主主義基金(National Endowment for Democracy, NED)のデイモン・ウィルソン(Damon Wilson)会長の表敬訪問を受けた。 蔡英文総統のあいさつ(要旨)は以下の通り。 まずはウィルソン会長の台湾初訪問を歓迎する。NEDは台湾と長期間、広範囲にわたるパートナーシップを築いており、常に台湾の民主主義の発展をしっかりと支えてきた。ウィルソン氏は、昨年7月の会長就任以来、台湾の市民社会との協力関係強化に取り組んでいる。今回のアジア訪問の最初の訪問地が台湾となったことは、台湾における民主主義に対する重視と肯定を示しており、心からの謝意を表する。 現在、世界における民主主義の発展は、権威主義の拡大という危機に直面している。ロシアによるウクライナ侵攻開始以来、ロシアの侵略を非難し、ロシアに対する制裁を課すことで、多くの民主主義国家が団結し、多くの国の人々が様々な支援と援助活動を開始した。 ロシアのウクライナ侵攻によって、世界中の民主主義国家が権威主義に反対するために団結する重要性が、改めて浮き彫りにされた。昨年末に米国が開催した「民主主義サミット」は、世界各国の民主主義の進展を促進するための重要なイベントとなった。台湾は、招待を受けて出席したことに加え、「オープン・ガバメント」、「フェイクニュース対策」などを含む具体的かつ広範なコミットメントを提示した。これは、グローバルパートナーと共に民主主義を実施するという台湾の確固たる決意を示すものだ。 10月には、「第11回世界民主運動(World Movement for Democracy, WMD)」世界大会が、NEDと財団法人台湾民主基金会によって台湾で開催される。この会議を通じて、引き続き民主主義国家の団結と協力を推進し、世界の民主主義の発展をより強固で強力なものにできるよう期待している。 一方、ウィルソン会長はあいさつで、蔡英文総統と台湾の人々による訪問団への心からの歓迎に対して感謝の意を表し、台湾の民主主義の繁栄が世界の模範となっていることを称えた。 ウィルソン会長はまた、「NED会長就任後のアジア初訪問で、最初の訪問地として台湾を選んだのは、台湾と共にあるという約束を守るため。台湾の民主主義を保護・擁護することを示し、台湾と手を取り合って全世界の民主主義を守ることを表明するため。台湾の民主主義は、国家安全保障の重要なファクターで、台湾の人々はレジリエンスのある民主主義を大切にしている」と述べた。 NEDは自由と民主主義を提唱する米国の財団。ウィルソン会長によると、今回の台湾訪問は、台湾と米国の団結と米国が台湾の善良なパートナーだということを表すものだ。10月には、NEDと台湾民主基金会が、台湾北部・台北市において、「世界民主運動」世界大会を共催する。同会議では、世界各国の民主主義パートナーやリーダーが台湾において、関連の議題について討論や意見交換を行う。



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