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蘇行政院長が全米民主主義基金の会長と面会、民主主義国のさらなる団結訴える


Link [2022-03-30 13:52:46]



蘇貞昌行政院長(首相)が28日午後、全米民主主義基金(National Endowment for Democracy, NED)のデイモン・ウィルソン(Damon Wilson)会長と面会、ロシアがウクライナに侵攻している今、自由・民主・人権を代表するウィルソン会長が就任後初めて代表団を率いて訪問する場所として台湾を選んだことは、同基金の台湾に対する重視と双方の友情を示すものだと述べて歓迎した。   蘇行政院長は自身が初めて政治運動に参加した時のことを振り返り、当時の台湾は権威主義による政治が行われ、軍事的に戒厳令の敷かれた国家だったのに対し、現在では自由で民主的、かつ開かれた国に変貌したばかりでなく、蔡英文総統によるリードの下で、自由度などの評定でも最高ランクとなるなど世界からの評価と重視を受けるまでになったと紹介。その上で、「こうした成果は空から降ってきたものではない。数十年にわたって台湾の人々が代々努力し、そこに知恵と勇気、数多くの自由民主の国々からの関心と協力、支え合いが加わってはじめてこんにちの自由と民主が享受出来るようになったのだ」と説明した。   蘇行政院長はまたロシアとウクライナとの戦闘を例に、ウクライナがまだ完全に占領されていないのは全世界の自由民主のパートナーたちが強力にサポートし、応援しているからだと指摘、台湾も人道支援に全力を尽くすと共に、自由民主に反する侵略の悪行を世界と声を一つにして非難すると強調、民主主義国はよりいっそう努力、団結し、連携していくべきとの考えを示した。   蘇行政院長はさらに、今年10月に台北で開かれる予定の「世界民主運動(World Movement for Democracy, WMD)」世界大会への大きな期待を表明、共に努力することで全世界の自由民主のパートナーたちがいっそう団結・連携し、世界の民主・自由・人権はさらに重視され、より力強くなるはずだと述べた。   全米民主主義基金のウィルソン会長は代表団と共に3月27日から30日まで台湾を訪問。滞在期間中には、「世界民主運動」の世界大会を今年10月24日から27日まで台北で開くことを発表する。民主主義を提唱する国際的なネットワーク「世界民主運動」は事務局を全米民主主義基金に置いている。   ウィルソン会長はあいさつの中で、全米民主主義基金の存在そのものが台湾の民主・自由に対する支持を示していると強調、ロシアによるウクライナ侵攻で全世界での民主の価値が試される中、ウクライナの人々が見せる勇気は民主主義のパートナーたちのさらなる団結の必要性を示しており、台湾も全世界の民主にいっそう貢献していってほしいと期待した。    



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