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マーシャル諸島の大統領一行が台南市を訪問、台湾の文化施設とバイオ技術を参観


Link [2022-03-26 01:35:51]



太平洋に位置し、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つマーシャル諸島共和国のデイビッド・カブア大統領夫妻と大統領率いる代表団が24日、外交部(日本の外務省に相当)の曽厚仁政務次長(副大臣)の案内で台湾南部の台南市を訪問した。訪問先は文化施設の「奇美博物館(CHIMEI MUSEUM)」、ならびに台湾のランに関するバイオ産業に関する企業などで、外交部東アジア・太平洋司(局)の周民淦司長(局長)と外交部礼賓処の李志強処長が同行した。   午前は台南市の邱忠川秘書長と「奇美博物館」の許家彰館長が一行に付き添い、「奇美博物館」のロダンホール、楽器ホール、芸術ホールなどを参観。カブア大統領及び代表団のメンバーは同博物館の豊富な収蔵品を大いに評価すると共に多くの収穫を得たと感想を述べた。   博物館側は特別にアマティ・ヴァイオリンセンターを一行に公開、骨とう品の名器を使った生演奏を披露した。カブア大統領は博物館側の要請に応え、ヴァイオリンの表板に記念のサインを行った。台南市は大統領夫妻にランの花の描かれた磁器の皿をプレゼント、遠路はるばるやって来た代表団に対する感謝の意を表した。   一行は午後には台南市後壁区の世茂農業生技股份有限公司を訪れて台湾におけるランのバイオ技術産業について学び、出荷に向けたランの処理を行うエリアと自動化された温室作業エリア、ならびにその栽培方式を実地見学した。大統領夫妻は台湾独自のナノテクノロジーを用いたランの染色技術に関する説明に熱心に耳を傾けると共に、台湾のバイオ農業技術の高さを絶賛した。世茂農業生技はナノテクノロジーでマーシャル諸島の国旗の色に着色したコチョウランを大統領夫妻に贈り、台湾とマーシャル諸島の関係へのカブア大統領の貢献を称えると共に代表団を心から歓迎する気持ちを表した。   カブア大統領夫妻は25日に台湾への公式訪問を終える。離台前には台湾の各産業の業者と座談会を開くほか、台湾で学ぶマーシャル諸島の留学生と面会する。また、キャステン・ネムラ外務・貿易大臣が訪台の成果を説明する記者会見などが予定されている。  



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