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伊の児童図書展で受賞の台湾の挿絵作家に中国の圧力、外交部が非難のコメント


Link [2022-03-26 01:35:51]



イタリアのボローニャ国際児童図書展に参加していた台湾の挿絵作家が、中国による圧力の関係で作品の国名部分を覆い隠された事件を受け、中華民国外交部(日本の外務省に相当)が24日、コメントを発表した。以下、コメントの内容。   ★★★★★   我が国の挿絵作家、卓氏(外交部は作家の名前に触れていない)は第59回ボローニャ国際児童図書展(The 59th Bologna Children’s Book Fair)に参加して賞を受けたが、中国が地元の自治体に圧力をかけ、卓氏の作品の国名を「Taiwan-China」に改めるよう要求した。最終的に主催者は、台湾の作家の作品にある国名を覆い隠すことを単独で決定、我が国の駐イタリア台北代表処はただちにイタリア政府と主催者に抗議し、決定を改めるよう求めた。代表処はまた、イタリアの国会議員にも交渉への協力を要請している。中華民国外交部は中国がその政治的に「汚い手」を国際的な文化イベントにまで伸ばして来たことに対し、最も厳しい非難と大いなる遺憾の意を表明する。そして駐イタリア代表処に対し、引き続き各種のルートを通じて我が国の尊厳、ならびに同図書展に参加する台湾の人々にあるべき公平な待遇の確保を命じる。   外交部は、中華民国台湾は主権国家であり、中華人民共和国と互いに隷属する関係にはないことを重ねて表明する。中国政府が台湾を統治したことは一日たりともない。当然、中国政府には国際的な場で「台湾を代表する」と主張したり、我が国の国民がイベントに参加する際に使う国名を矮小化したりする権利は無い。中国政府による不当な圧力によって、文化や芸術の分野まで中国政府の迫害に遭っている。中国側の横暴な圧迫行為は台湾の人民と国際社会から唾棄されることだろう。   台湾とイタリアは民主・自由・人権といった普遍的な価値を共有している。我が国はイタリアの関係部署が勇気をもって中国側の不当ないじめを拒否する姿勢を打ち出すと共に、台湾など民主主義陣営のパートナーたちとの連携と文化交流を強化し、政治的な圧迫に共に立ち向かうよう呼びかける。    



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