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マーシャル諸島の国会が台湾の国際組織参与支持の決議、外交部が「心から感謝」


Link [2022-03-24 08:57:39]



太平洋に位置し、中華民国(台湾)と正規な外交関係を持つマーシャル諸島共和国の議会は3月18日、異議なし表決(満場一致)で台湾に友好的な決議案を可決した。同決議は、国連(UN)、世界保健機関(WHO)、国際民間航空機関(ICAO)、国際刑事警察機構(INTERPOL)、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)などの国際機関及びその活動に対する台湾の参与を支持すると共に、台湾の人民及び政府によるマーシャル諸島への確固たるサポートに深く感謝するもの。中華民国外交部(日本の外務省に相当)は22日、プレスリリースを発表してこれに心から感謝した。   同決議案は同国のキャステン・ネムラ(Casten Nemra)外務・貿易大臣が中心となって提出し、与野党の上院議員全員から支持を得た。マーシャル諸島のKenneth Kedi国会議長によると、この双方の関係を支持する重要な決議案を同国のデイビッド・カブア(David Kabua)大統領が訪台するまでに可決するため、同国では18日にわざわざ臨時国会を開いて審議を行った。   議場ではカブア大統領が与野党の上院議員に対し、同決議案支持の署名をして長年の確固たる国交樹立国である台湾にマーシャル諸島の支持を伝えようと呼びかけた。カブア大統領による台湾支持の発言はたちまち与野党の上院議員から前向きな反応を獲得、同決議案は当日午前スムーズに可決されたという。   決議文では、「マーシャル諸島の人々と政府は中華民国(台湾)の人民及び政府からの固い支持に対する心からの謝意を重ねて表明する。台湾はマーシャル諸島の誠実な国交樹立国であり、マーシャル諸島は国連がただちに行動し、台湾の2,350万人が国連体系から不当に排除されている問題を効果的に解決するよう呼びかける」などとしている。   マーシャル諸島のカブア大統領は3月21日に台湾に到着し、初の公式訪問を行っている。22日に蔡英文総統と会談した際には台湾に友好的な決議文の原本を直接蔡総統に手渡し、台湾を全力で支持する姿勢を示した。外交部は、「台湾とマーシャル諸島の関係にとって重要な意義を有する」と歓迎している。    



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