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蔡英文総統、日華議員懇談会総会で安倍元首相とオンライン対談


Link [2022-03-24 08:57:39]



蔡英文総統は22日、日本の超党派議員連盟・日華議員懇談会が東京都内で開いた総会で、安倍晋三元首相とオンライン対談を行った。   蔡総統と安倍元首相は、今回の新型コロナウイルスを含め、災害のたびに台湾と日本が手を携えて助け合ってきたこと、台湾の環太平洋連携協定(CPTPP)加盟、ウクライナ及び地域情勢、自由で開かれたインド太平洋戦略の推進と、平和と安定の確保など、さまざまな議題について意見交換を行った。   とりわけウクライナ情勢に関しては、蔡総統が「台湾は自由と民主主義のために戦うウクライナを支持する。台湾にとって、これは他人事ではない。台湾はウクライナとともにある」と述べると、安倍元首相が「ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序に対する深刻な挑戦だ。武力による現状変更は許されるものではない」と述べるなど、一致した姿勢を示した。   また、この総会では、台北駐日経済文化代表処(東京都港区)の謝長廷代表(=駐日大使に相当)が招かれて講演を行った。謝代表は、「国際情勢が厳しさを増す中、武力による現状変更は決して許されるものではない。台湾は、日本など近い理念を持つ国々と一致団結しなければならない。台湾はウクライナに対する人道支援を行い、ウクライナを支持する立場を示している。世界の民主社会において責任ある一員として、日米など近い理念を持つ国々と連携し、台湾海峡や地域の平和と安定を維持し、自由で開かれたインド太平洋を実現するために寄与したい」とする台湾の立場を説明した。   なお、今回の総会では14項目からなる決議が採択された。決議では、「力による現状の変更は国際社会に対する脅威であると認識し、台湾と手を携えて、自由、民主主義、法の支配といった基本的価値を尊重し、国際秩序を維持することに最大限の努力を惜しまない」という決意が示された。また、台湾が福島県を含む5県産の食品輸入規制を大幅に緩和したことを踏まえ、「台湾がCPTPP協定の原則を受け入れ、且つ協定の高い水準を満たし、現TPP11の合意内容に整合することを前提に、CPTPP協定に台湾が加入することを支持する」とする日華議員懇談会の立場が表明された。   蔡総統と安倍元首相のオンライン対談の内容は、日華議員懇談会事務局のYoutube公式チャンネルで見ることができる。(https://youtu.be/Jx6kmWHsoLg)  



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