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外交部、ウクライナ難民への人道支援物資第1弾を発送


Link [2022-03-18 15:53:09]



外交部(日本の外務省に相当)は17日午後、桃園国際空港(台湾北部・桃園市)のDHLサービスセンターで、ウクライナ難民への人道支援物資第1弾の寄贈式を行った。外交部の呉釗燮部長(=外相)が主催し、ポーランド台北弁事処のCyryl Kozaczewski処長(=ポーランドの駐台大使)、スロバキア経済文化弁事処のMartin Podstavek代表(=スロバキアの駐台大使)及びMichaela Sulakova副代表、在台ウクライナ人のDaria Zhengさん、ウクライナ出身の在台ロシア人であるOlga Khalinaさんらが出席した。   2月24日のロシア軍によるウクライナ侵攻開始以来、現在までに少なくとも300万人のウクライナ人が戦火を逃れるため国外へ退避している。これに関して呉部長は、「第二次世界大戦以降、ヨーロッパにおける最も深刻な人道危機だ。自由と民主主義を掲げる台湾に住む我々は、長い間、中国の脅威に向き合ってきた。だから、ウクライナの人々の気持ちがよく分かる。台湾は国際社会における民主陣営の一員として、『Taiwan Can Help』の精神を発揮したいと願っている。外交部の発起により集めた支援物資を、いち早く必要とするウクライナ避難民たちに届けたい」と語った。   呉部長はまた、物資の提供に協力してくれた市民や、数多くの慈善団体、民間組織、企業などに感謝した。とりわけ慈済慈善事業基金会、国際佛光会中華総会、中華民国紅十字会、義美食品公司、曹仲植基金会などはトン単位の物資を寄付してくれたほか、大量のボランティアを外交部に派遣し、物資の仕分けに協力してくれたとして謝意を示した。呉部長はまた、「ボランティアたちの無私の奉仕と働きに大変感動した。これは台湾の人々の善良なパワーを示すものだ」と絶賛した。   外交部は今月7日より支援物資の募集を開始した。物資の募集はきょう(18日)午後5時までとなっている。市民から寄せられた支援物資は予想をはるかに上回る量で、17日午前の段階で7500箱、50トン以上に達した。その後も市民から続々と支援物資が寄せられている。   第1弾では、そのうち約5.5トン(約357箱)が発送された。その後もDHLが毎日約10トンのペースで、これらの物資をスロバキアに運ぶ。スロバキアのほかにも、ウクライナからの避難民を受け入れているポーランドや、近隣のその他の国に送り、ウクライナの人々がこの苦境を乗り越えることができるよう支援する。  



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