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日本人が見た客家の街、『台湾客家スケッチブック』が台日同時出版


Link [2022-03-18 15:53:09]



客家委員会は17日、『台湾客家スケッチブック―客家の人と暮らしにふれる旅』(中国語名は『客庄浪漫散策』)の台日同時出版記者会見を開いた。日本語版は、客家委員会が監修、日本の角川グループが出版するもので、省道「台三線」周辺に多い客家(ハッカ)の人々の街の魅力を、日本のイラストレーター、小池アミイゴさんが紹介している。小池さんは2019年に訪台。アーティスト・イン・レジデンス活動に参加し、客家人の住む街に滞在しながら、客家の人々の暮らしをスケッチと文字で記録してきた。客家委員会の楊長鎮主任委員は記者会見で、この本がディープな台湾旅行を楽しみたい人にとっての専門書となり、台湾と日本の両方の人々に客家文化の美しさを知ってもらい、双方の友情を深めるきっかけとなるよう期待を寄せた。   客家委員会が台北市の松山文創園区内の誠品書店で開いた記者会見には、客家委員会の楊長鎮主任委員のほか、台湾で活躍する日本人タレントの瀬上剛さん、日本語に精通する台湾人タレントの黄子佼さんが出席。また、日本にいる小池アミイゴさんがオンライン参加した。   小池アミイゴさんは、台湾でのアーティスト・イン・レジデンス活動を終えて帰国したあとも、ギャラリーでの作品展示や個展などを通して、日本の人々に「台三線ロマンチック街道」と呼ばれる台湾の客家の街の美しさを伝えてきたと話した。   楊長鎮主任委員は、小池さんが描いた水彩画の中に、自分の故郷である苗栗県(台湾北西部)獅潭の仙山から上る日の出の風景を見たときは、まるで子どもの頃に戻ったかのような感動を覚えたとし、小池さんが客家に対する記憶と感動を絵にしてくれたことに感謝した。   ゲストの瀬上剛さんは、小池さんとのオンライン対談で、台湾の客家の街にはいまも日本統治時代の建築物が多く残っているという話題になり、日本人にとってはとても懐かしいものだと述べた。黄子佼さんは、自分の妻の祖母が客家人であり、自分も客家の血を引くことを明かしながらも、客家の街にこれほど美しい場所があったことを、小池さんの本を通して知ったと述べ、改めて実際に訪れてみたいと思ったと語った。   小池さんは2019年に「台三線」周辺にある7つの客家人の街に計21日間滞在しながら、客家の美しい風景に触れ、客家の人々のもてなしを受けた。そして280枚にわたるスケッチを完成させた。   楊長鎮主任委員は、「コロナが収束したら、台湾の人々も日本の人々も、まず日本でサクラを楽しみ、それから台湾の客家の街を訪れて、今度はアブラギリの花を楽しんで欲しい。そのときにはぜひ、小池さんにもまた客家の街を訪れて欲しい」と述べた。   なお、日本の大阪では19日、阪神百貨店・梅田本店1階で小池アミイゴさんによる『台湾客家スケッチブック』のトークショーが行われ、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(=駐日大使に相当)が出席することになっている。   『台湾客家スケッチブック』トークショー 開催日時:2022年3月19日(土曜日)15:00~15:30 会場:阪神百貨店・梅田本店1階 台湾フェス会場 (大阪府大阪市北区梅田一丁目13番13号)    



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