Muristek
ベリーズのジョン・ブリセーニョ（John Briceño）首相夫妻が中華民国政府の招きに応じ、3月8日から12日までの日程で台湾を訪問。中華民国外交部（日本の外務省に相当）が心から歓迎している。 ブリセーニョ首相は16年前に台湾を訪れているが首相としての訪台は初めてで、外交部では「両国の交流と関係の発展のため重大な意義を持つ」としている。ブリセーニョ首相に対する礼儀を尽くした待遇と重視のほどを示すため、蔡英文総統は一行を栄誉礼で歓迎し、「国宴」（国家元首主催の公式な宴会）を開いてもてなすほか、ブリセーニョ首相に「大綬卿雲勲章」を授与する。二人はさらに両国の協力関係と共通の関心事について意見を交わすことにしている。また、頼清徳副総統は一行の台南市（台湾南部）訪問に同行し、ブリセーニョ首相が同市にある崑山科技大学で名誉博士号を授かるのに立ち会う。このほか、ブリセーニョ首相は滞在期間中、蘇貞昌行政院長（首相）、呉釗燮外交部長（外務大臣）とそれぞれ会談すると共に呉外交部長夫妻主催のパーティーに出席する予定。 さらにブリセーニョ首相は、「台湾－ベリーズ経済協力協定 投資及び経済貿易商機新世紀説明会」に出席し、台湾で学ぶベリーズの留学生たちと座談会を行う。財団法人国際合作発展基金会（ICDF）、超高層ビルの台北101、自由広場、台南市にある奇美博物館も参観する。 ブリセーニョ首相率いる代表団には、同首相夫人で「家族と子どもたちの発展」特使（Special Envoy for the Development of Families and Children）を務めるRossana Briceño女史、Eamon Courtenay外務・貿易及び移民大臣（Minister of Foreign Affairs, Foreign Trade and Immigration）、Francis Fonseca教育・文化及び科学技術大臣（Minister of Education, Culture, Science and Technology）、Jose Mai農業・食料の安全保障及び企業大臣（Minister of Agriculture, Food Security and Enterprise）、Jose Mai官房長官、Jaime Briceño投資及び貿易大使（Ambassador for Trade）ら、べリーズの重要な閣僚も多数参加している。 外交部によれば、台湾とベリーズとの関係は深く、両国は国交樹立から33年、インフラ整備や公衆衛生、農業、教育、女性のエンパワーメントなどの分野で緊密な連携を保ち、豊かな成果を挙げている。
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