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エストニア議会の親台湾派議員が火災現場での救助活動で死去、外交部が深く哀悼


Link [2022-02-07 14:12:37]



昨年11月に初めて台湾を訪問したエストニア議会のMadis Milling議員が今月3日、火災現場での救助活動の中で命を落とした。Milling議員は同国議会における親台湾派議員グループの重要なメンバー。中華民国外交部(日本の外務省に相当)は6日にプレスリリースを発表してその死を深く惜しむと共に、同国における中華民国(台湾)の代表機関としての業務を兼務する駐ラトビア台北代表団に対し、中華民国政府からのお悔やみと哀悼のメッセージを遺族に伝えるよう指示したことを明らかにした。   同プレスリリースで外交部は、「Milling議員は我が国の重要な友人だ」とし、同氏が長期にわたって台湾を固く支持し、台湾とエストニアとの友好的な協力関係の促進に尽力してきたことを指摘した。プレスリリースによると、Milling議員は昨年11月、中国による威嚇や圧力を恐れず、バルト三国の議会における超党派の親台湾派議員グループによる訪問団に参加して台湾を初めて訪れ、台湾とバルト海諸国がより深いパートナーシップを発展させていくことへの強い支持を示した。   滞在期間中には「開かれた国会フォーラム」にも出席し、権威主義で悪辣な隣国に対抗して来た経験を紹介。また、蔡英文総統、蘇貞昌行政院長(首相)、游錫堃立法院長(国会議長)とそれぞれ対面した際には常に、自由民主をはじめとする共通の核心的価値に対する固い信念を語り、台湾の国際社会参与ならびに台湾とエストニアとの関係深化への支持を表明した。さらに、呉釗燮外交部長(外務大臣)による午餐会では、幼少時に「made in Taiwan」(台湾製)の玩具の車をプレゼントされてから台湾に興味を持つようになり、ずっと台湾への好印象を持ち続けてきたと語っていた。   外交部は、「Milling議員が権威主義の圧力を恐れずに自由民主の価値を毅然と守り、台湾とエストニアの人々の友情を深めてきた努力に対し、心からの敬服と感謝の意を表する。そしてこの誠実な友人の急逝を深く惜しみ、限りなく哀悼する」としている。   Milling議員は日ごろから災害救助に積極的に参与しており、3日も火災現場で活動していたところ不幸にも命を落としたという。    



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