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国連安保理で初演説「最悪の戦争犯罪」 ウクライナ大統領、ロシア糾弾


Link [2022-04-06 04:12:31]



【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は5日午前(日本時間同日夜)、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり公開会合を開いた。ウクライナのゼレンスキー大統領がビデオ回線を通じ侵攻後初めて安保理で演説し、第2次大戦以降で最もひどい戦争犯罪がウクライナで行われていると常任理事国ロシアを糾弾。責任追及に向け行動するよう国際社会に訴えた。 ゼレンスキー氏は「ロシア軍と彼らに命令を下した者は、戦争犯罪のために直ちに裁かれなければならない」と強調。「国連は直ちに行動しなくてはならない」と呼び掛けた。 また、「ロシアは子供2000人以上を拉致した。ウクライナを『無言の奴隷』にするつもりだ」と指摘。常任理事国の地位を盾に安保理の意思決定を阻んでいるとして、「拒否権を『死ぬ権利』に変えようとしている」とロシアを指弾した。 ロシア軍の一部撤収後、ウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外ブチャで多数の民間人とみられる遺体が見つかり、世界に衝撃を与えた。4日、現地を訪れたゼレンスキー氏は「『ジェノサイド(集団殺害)』と見なされるだろう」とロシアを非難していた。 ブチャからは、通りに横たわる多数の犠牲者や、手を縛られた状態で殺害された様子など凄惨(せいさん)な被害状況が伝えられている。グテレス国連事務総長は安保理会合冒頭、「ブチャで殺害された市民を撮影した恐ろしい映像を一生忘れることはない」と断言。機能不全に陥る安保理の状態を「非常に遺憾だ」とも述べ、世界平和の維持という安保理の責任を果たすよう求めた。 4月の議長国を務める英国のウッドワード国連大使は4日、会合を通じ軍撤退に向けロシアへ圧力をかけ続けると語った。一方、ロシアは「西側諸国の支援を受けたウクライナによる偽ニュースだ」(ネベンジャ国連大使)と反発している。

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